相談者に調停をお勧めすると…
法律相談に訪れた方に、調停手続をお勧めすると、多くの方が、次のような反応をします。
「裁判沙汰にするのは、できれば避けたいです。」
「裁判所は、ちょっと敷居が高いです。」
中には、裁判と同じようなイメージを持っていて、「傍聴人がいるのですか。」「黒い服を着た裁判官に、あれこれ質問されたら、言いたいことも言えません。」とおっしゃる方もいます。
大丈夫です!調停は気軽に利用できます。
大丈夫です!傍聴人はいません。非公開です。6畳ほどの小さい会議室でテーブルを囲んで、話し合いをするだけです。裁判官は、黒い法服を着ていません。それところが、裁判官は、ほとんどの手続を2名の調停委員に任せますので、期日の場にほとんどいません。調停委員は、最近は、クールビズのせいか、ノージャケット・ノーネクタイやワンピースの方もいらっしゃいます。
相手方当事者と顔を合わせたくないという御事情がある場合は、事前にその旨を裁判所に申し入れることにより、相手方当事者と同席するのを最小限に抑えるよう調停委員が配慮してくれます。
調停委員は、聞き上手な方が多いです。最初は緊張していた依頼者も、途中から、どんどんしゃべり出すというパターンが多いです。
調停は今の時代にマッチしている
ひと昔前は、親族の揉め事やご近所同士の揉め事があった場合、親族の長老、町内会の世話役、ご近所のまとめ役などが間に入ってくれて、問題が深刻になる前に解決する機会が多かったと思います。親戚付き合いやご近所付き合いが疎遠になりつつある今、そのような身近な紛争解決スキームに期待することが難しくなりつつあります。
調停委員は、親戚の長老・町内会の世話役・ご近所のまとめ役に代わる、紛争の話合いの仲裁役です。
東京簡易裁判所の非常勤裁判官(民事調停官)の経験を活かします
私は、東京簡易裁判所の非常勤裁判官(民事調停官)や保険オンブズマンの調停委員として働いた経験があります。その経験を活かし、依頼者の皆様には、安心して調停に臨めるよう、丁寧なアドバイスを行います。
交通事故、離婚、不倫の慰謝料請求、遺産分割など、調停手続を利用することが多い問題でお困りの方は、是非、気軽に初回無料の法律相談にいらしてください。