目黒区立の小学校の先生からのお問い合わせ
何年か前のこと、友人から、「知人の知人の小学校の先生が、熱血な先生らしいんだけれど、卒業イベントで、模擬裁判をやりたいんだって。それで、協力してくれる弁護士を探しているんだって。区立小学校だから、謝金も安いんだけれど。」という問い合わせを受けました。
小学生に教えるなんて面白そうと思って、興味半分で気軽に引き受けてみました。小学6年生の4クラスの生徒相手に、3時間目と4時間目を使って、講義&模擬裁判をお願いしたい、台本も作成してほしいというのが依頼の内容でした。
かなり気合をいれてみました
せっかくだったら、小学校の卒業の思い出になるようにしたいと思い、台本作りにも気合が入りました。全員で参加できるように、裁判官・検察官・弁護人・被告人・書記官・廷吏以外の全員を、「裁判員」にして、裁判員の多数決で判決の内容を決めることにしました。
先生、本当に熱血先生でした
先生とは、当日までメールで何度もやりとりをしました。まず、配役は、オーディションをして決めることにしたそうです。先生は、「被告人役に応募する人がいなかったらどうしよう。」と心配していましたが、無事に、被告人を希望する生徒がいて、一安心。一番人気があったのは、検察官だったそうです。「弁護士よりも検察官のほうが人気なのか…」と少し寂しかったのですが、弁護人役をつとめる生徒のために、格好よく「異議あり~!」と叫ぶというセリフを台本に盛り込みました。
当日、盛り上がりました
まず、役についていた生徒達の熱演に驚きました。私は、「セリフは台本を見ながらで大丈夫です」と事前に伝えてあったのですが、生徒達は、何度も読み込んだらしく、手元に置いた台本をほとんど見ることなく、感情をこめて演技をしていました。
そして、判決の直前の、裁判員の評議・評決タイムがやってきました。「5分間、近くの人と相談していいよ。」と言ったら、いたるところで、大議論が起きていました。最後、多数決で判決を決めたのですが、多数決をとる間中、「うお~」「まじか~」と盛り上がっていました。本当、小学生は可愛いです。
その後
その後、何年か後に、その先生が再度6年生を受け持たれて、その時も、お声がかかり、同じ劇をやらせていただきました。とても楽しい思い出です。
ご興味がありましたら、お気軽にご連絡ください
もし、小学校の先生でご興味のある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に御連絡ください。